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2012年1月25日水曜日

ペルーの楽器:カホン(Cajon)

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まさに箱そのもの

Saritaです。
今回はペルーのパーカッション、カホン(Cajon)を
紹介します。右の写真をご覧ください。

一見、ただの木箱ですが・・・??

でも、実は立派な打楽器なんです。
カホン(Cajon)とは、「大箱」の意味で、その名の通り 
木でできた箱のような楽器です。 

カホンは、その上に座って、素手で叩いて演奏します。
叩く位置や叩き方によって、音が変わります。

中央部分はバスドラムのような低音、端の部分は
ハイハット、縁を叩くとスネアドラムのような音が
出るとも言われています。
見た目はシンプルですが、なかなか奥の深い楽器です。

      
 
裏側にはサウンドホールが

 さて、カホンの起源についてですが、
 その昔、ペルーに連れてこられた黒人の奴隷たちが、
 手元にあった箱をドラム代わりに叩くようになった
 ことから誕生したそうです。

 60年代に、ペルーのミュージシャンがスペインの
 フラメンコギター奏者、パコ・デ・ルシア(Paco De Lucia)
 にカホンをプレゼントしたことで、フラメンコの世界でも
 カホンがよく使われるようになったそうです。
 そのせいでか、カホンがスペインの楽器だと思っている方
 もいるようですが・・・。
でも、このカホン、ペルーを誇る、まさにペルー
 オリジナルの楽器でして、2001年にはペルーの国の
 文化財にも指定されたそうです。

 





ちなみに、写真のカホンは、Saritaのマイ・カホンです☆
実は、その昔ミュージシャンの友人がプレゼント(手作り)してくれたものです。
日本でもカホンを売っているようで、色々なデザインのものがありますが、
私が持っているのは、本当に素朴でシンプルなものです。

その友人は、Musica Negra(次回説明します)が好きな私に、カホンの
叩き方も少し伝授してくれたのですが・・・。
あれから年月も過ぎ・・・・
可哀想なこのカホン、現在はほとんど椅子、もしくはオブジェと化しています。
でも、久しぶりに練習を再開しようかな・・・と思っている今日この頃です。



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