2011年11月3日木曜日

インカ・エクスプレス(2)最初の停車地 プカラ

プカラの町の広場にある教会

プーノ(Puno)発・クスコ(Cusco)行きのインカ・エクスプレスが最初に停車するのはプカラ(Pukara)という町です。


プカラとはケチュア語で要塞のことです。
その名のとおり、この町には要塞のような遺跡が存在するのですが、あまり発掘・再現が進んでいないため遺跡の観光はありません。



これが博物館 割と小さい



広場の隣にある小さな博物館で、遺跡から発掘された展示品を見ることになります。

ちなみに、この施設のトイレは無料で使用できます。
長旅なのでありがたい!





石像がサークル状に展示されている



この博物館では主に「プカラ文化」と呼ばれる、プレインカの文化の遺跡が展示されています。

サークル状に展示されている石像は、プカラ遺跡で発掘されたものなのでしょうか?





モノリート ティワナクと似ている

一番奥の部屋には首を抱いたモノリート(立像)があります。


戦争で倒した敵の頭か、もしくは雨乞いでささげた生け贄を表していると考えられているそうです。

ティワナク遺跡のモノリートを思い出させますね。


プカラはプーノ県で、ボリビアのティワナクともかなり近いため、文化的にもケチュア語圏ではなく、アイマラ語圏だったそうです。
そうであれば「プカラ」というケチュア語名も正しくありませんね。。


プレインカからインカ帝国までの歴史表


他にも土器などのプカラ文化の展示品が展示されており、30分程で見ることができる内容でした。


最後にガイドさんが右の写真の年表からインカ以前の文化について説明してくれました。






インカ・エクスプレス、次はラ・ラヤ(La Raya)に停まります。



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2011年11月2日水曜日

インカ・エクスプレス(1)体験してきました!


プーノのバスターミナルにあるカウンター

用事でボリビア旅行をしたため、一連のボリビア・ラパス関連の記事をポストしてきましたが、ラパスからクスコまでの帰路はラパス→デスアグアデロ→プーノと移動した後、プーノからクスコまでをインカ・エクスプレス(Inka Express:公式サイト)を利用して移動してみました。


インカ・エクスプレスはクスコ・プーノ間を走る観光バスですが、他の長距離バスとの違いは、2都市間を観光を交えながら移動できることです。

通常だとクスコ・プーノ間は6~8時間程のバス旅行となり、ずっと席に座ったまま移動することになるので、かなり辛いものです。

これがインカ・エクスプレスの黄金色バスだ
ですが、インカ・エクスプレス社の観光バスを利用すると、1・2時間おきにバスを下車して観光することができるため、長時間座りっぱなしになることがありません。

バスが停まる観光地は

プカラ(Pukara)
ラ・ラヤ(La Raya)
シクアニ(Sicuani):昼食をとるだけ
ラクチ(Raqchi)
アンダワイリージャス(Andahuaylillas)

の5ヶ所。

バスにガイドが同乗しているため、英語とスペイン語でガイドの話を聞きながら観光することができます。
座席はまずまずゆったり



値段は2011年10月現在で
30ドル+遺跡の入場料21ソル
(約2300円+630円≧3000円)

追記:
上記金額はプーノ→クスコのみで限定の料金だったようです。
2012年10月では通常料金55ドルとなっています。


通常のペルー人向けのバスの最低料金が15ソル(約450円)であることを考えると、かなり割高な交通費となります。

しかし、体験してみて分かったことは、インカ・エクスプレスはそれだけのお金を払う価値があるということです!

管理人は何度もクスコ・プーノ間をバス旅行していますが、インカ・エクスプレスで移動した今回が一番快適で、もっとも疲れが少なかったように感じます。


インカ・エクスプレスに乗車するには、インターネットか旅行代理店より予約するのが一番です。

今回、管理人はプーノのバスターミナル(Terminal Terrestre)にあるインカ・エクスプレスのカウンターで、直接チケットを購入しました。

ですが、このカウンターに人がいるのは発車する直前のみで、しかも満席の可能性もあるため、事前予約が一番です。

実際、発車は朝の7時半だったのですが、7時までは誰もカウンターにいませんでした。
また、バスは40人乗りの作りでしたが30人は予約の客で埋まっていたので、予約の客をメインとしていることが分かります。


同じサービスを提供しているワンダーペルーのバス

このインカ・エクスプレスのサービスは他社もまねをしており、有名なクルス・デル・スール(Cruz del Sur)や、ワンダーペルー(Wonder Peru)など数社が同じ路線を運行しています。

他社は利用していないのでわかりませんが、乗客数が少ないことが見て取れたので、サービスの質が劣るか、知名度が劣るのかもしれません。


では、続くポストでそれぞれの停車地での観光の様子をご紹介いたします!







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2011年10月30日日曜日

ペルー イカ県で大地震


⇒スペイン語のニュース元を読む

2011年10月28日13時54分頃に、ペルーのイカ県(Ica)でマグニチュード6.7の大きな地震が発生しました。

震源地はイカ市から南東50キロメートル、深さ14キロメートルの地点で、イカ県の広い範囲(ナスカを含む)で強い揺れが感じられました。

イカ県では2007年8月15日にもマグニチュード7.9の地震が発生して、ピスコ(Pisco)が大打撃を被っていましたが、再び当時の悪夢が蘇るかのような地震で、大きなパニックも見られたようです。


建物が100棟近く倒壊した他、1500人ほどが避難生活を送るなどの被害が出ています。


イカはリマからナスカにバスで向かう際に通過する町なので、旅行予定の方は情報収集を十分に行われることをお勧めすると共に、余震にもお気をつけください。




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2011年10月27日木曜日

ペルー ビール飲み比べ(2)3種類

今回飲み比べた3種

さて、近くの酒屋さんで新しいビールを仕入れたので、レビューしてみたいと思います。

前回はクスケーニャやクリスタルなど、もっとも有名なペルービールを取り上げましたが、今回は、やや知名度が劣るものの人気のある3種類を取り上げます。




その3種類とは

王冠はこうなっています
・トレス・クルセス Tres Cruces
・フランカ Franca
・アリアンサ Alianza

です。



では早速評価していってみましょう。






トレス・クルセス


・トレス・クルセス Tres Cruces

 泡:少し荒め
 色:普通
 味:
少々酸味が強く、なぜかドラフトワンのような臭みもある

採点:★★☆ 2点 (5点満点中)
安っぽい印象のビール いまいち








フランカ


・フランカ Franca

 泡:普通
 色:普通
 味:
若干においがきついが、それほどの個性はない

採点:★☆ 3点 (5点満点中)
そこそこ飲みやすいビール








アリアンサ


・アリアンサ Alianza

 泡:荒め
 色:少し薄目
 味:
最初ちょっと甘みがあるものの、後から苦味が追ってくる
辛口で、しっかりとした味わいがある

採点:★☆ 4点 (5点満点中)
これは結構いける!





ペルーのビールはあまり口に合わないようだったのですが、今回のアリアンサは久々のヒットでした。

しばらくはアリアンサばかり飲むことになりそうです。。

もっとも、ビールの味は体調によって大きく感じ方が変わるので、味の保証はいたしかねますが、皆さんもペルーに来た際には色んなビールを試してみてください。




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2011年10月26日水曜日

ボリビアの世界遺産ティワナク遺跡


ティワナク遺跡のマップ
ラパス(La Paz)からボリビア・ペルーの国境の町デスアグアデーロ(Desaguadero)に向かうバスの途中に、世界遺産に認定されているティワナク遺跡(Tiwanaku)があります。


入場料は80ボリビアーノ(約800円)と、ボリビアにしては強気の値段です。
世界遺産となって、知名度が上がったためでしょう。

ピラミッド アカパナの壁が一部修復されている
むしろ、インカ・プレインカの遺跡はボリビアにも沢山あるのに、いまひとつペルーほどに知名度がなく、観光客を集められないのが現状です。

この入場料にはティワナク遺跡の他に、500メートルほど離れたところにあるプマプンク(Puma Punku)という遺跡や大きなモノリート(立像)が展示されているティワナク博物館、土器の博物館も含まれています。

が、今回時間がなく、プマプンクとティワナク博物館を見ることができませんでした。

というよりも、チケットにも販売所にも遺跡の入場が午後5時までとは書いていなかったため、ゆっくり見学していたら時間になって追い出されたというのが本当のところです。
半地下神殿とコンティキ神
残念!



ティワナク遺跡はいくつかの部分に分かれています。

175の顔が壁に埋め込まれている こっち見ないで!
まずは上から二番目の写真の
ピラミッド アカパナ
(Piramide de Akapana)
ここはかつてはピラミッド構造になっていたのでしょうが、現在はただの丘のようになっています。
それでも、基部の修復が両側から進められているようで、ロープで囲って保護されていました。


3,4枚目の写真が
カンタタリータはまだ掘り起こされてもいません
半地下神殿
(Templete Semisubterraneo)

少し地下に埋まった構造で、周りの壁をぎっしりと175個の顔の形の石が埋め込まれています。
少々不気味ですね。

真ん中にはコンティキ(Kontiki)という神様と他2体の像が立っています。



右の写真は遺跡の一番東端、他の部分とはだいぶ離れた場所にある
カンタタりータ(Kantatallita)

この部分も半地下構造だったようですが、いまだ大部分が土の中に埋まっているようです。

インカのチャカナ(インカ・クルス)にそっくり
写真の真ん中ほどにある地面から飛び出している四角い部分は門の上部だそうで、微妙に地面と隙間があります。


また、この部分ではインカ・クルスとも言われるチャカナ(Chakana)とよく似た模様が彫られた岩もありました。

でも、チャカナはインカの三つの世界という世界観を表すため、一辺のぎざぎざは3段ですが、この模様は4段あります。

でも、プレインカの遺跡だけに、インカとの関係性も感じますね。

遺跡の中心 カラササヤ


さて、ここからは遺跡の中心部、一番大きな部分を占めている
カラササヤ(Kalasasaya)


この遺跡はかなり間違って復元されていると言われていますが、現在の復元の形ですと、2重構造の壁に囲まれて、地面より少し高くなっています。





排水設備もばっちり


この外側の壁には敷地内の水が排水される仕組みの排水溝があります。


しかも、数メートルおきにあるので、丁寧なつくりだと感じますね。











内側の壁の穴

 内側の壁には、ところどころに穴が開いています。
これは中と外で会話をするための穴だったようです。

外側から小声でささやいても、内側ではとてもよく聞こえます。

20メートル離れても聞こえると言われています。
なんでもこの穴の曲がった構造に秘密があるとか。

実際、本当に小さな声でも大きく増幅されるので楽しいですよ。
ぜひ、穴に向かってささやいてみてください。




保存状態のよい「ポンセ」

 カラササヤの内部には2体のモノリート(立像)があります。
そのうち、保存状態が良いのがポンセ(Ponce)です。

ちょうど逆光でよい写真が取れませんでした。
(この遺跡は写真を撮るためなら、光の関係から、朝に訪れるのが良いですね。)


 体中に彫られた謎の模様や、柄のパンツが印象的です。










どことなくさびしそうな「エル・フライレ」


もう一体のモノリートがエル・フライレ(El Fraile)です。

状態の良いポンセと異なり、解説板も台座もなく、ボロボロでカラササヤの端っこにおり、ちょっとかわいそうです。


ベルトにカニのようなものが彫られているのも興味深いですね。









太陽の門

そして、これがティワナク遺跡の最大の目玉である太陽の門(Puerta del Sol)です。

一枚岩を加工して作られたこの門は実に見事です。

上部にはビラコチャ神(Viracocha)と48羽の鳥(鳥人だそうですが)が掘り込まれています。




探すのに手間取った月の門


ちなみに、こちらは遺跡の北西のはずれにある月の門(Puerta de la Luna)です。

本当に離れた場所にあるので、最初見つけられませんでした。


これもやはり一枚岩で作られています。






ティワナク遺跡の大きな見所はここに挙げたものでおおよそ全てだと思います。
後はティワナク博物館の巨大モノリートくらいでしょう。

今回はじっくり見ることができませんでしたが、次回またリベンジしようとまでは思えませんでした。
マチュピチュのようにまた行きたいという気持ちになる程の遺跡ではないのかもしれません。

というより、 まだ一般公開しないで、じっくり発掘と復元を行って、観光するに値するまでにして欲しいと感じました。

そして、この遺跡はアクセスも悪ければ、案内も最低レベルでした。
先述した17時に閉まるとの表記がない点もありますが、バス停から遺跡まで20分ほど歩かなければならなかったり、遺跡の入場券をどこで買ったらいいのか分かり辛かったり、色々とダメです。

ボリビアは観光にもっと力を入れた方が良いと感じますね。


でも、プレインカの大きな文明であったティワナクを知る上で非常に価値のある遺跡であることは間違いないです。
世界遺産でもあるので、ペルー・ボリビアの国境越えをするなら立ち寄ると良いでしょう。




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