2014年1月9日木曜日

エクアドルでの事件とクスコの治安について


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Jorgeです。

最近、ペルーの北に位置するエクアドルのグアヤキルで日本人が殺害された痛ましい事件が報道されています。
参照:Yahoo!ニュース

亡くなった方やご遺族の方のことを思うと本当に胸が痛くなります。


実のところ、このニュースを聞いて、クスコのペルートラベルの社員(ペルー人)も非常に驚いています。
南米は治安が悪いなどと言われ、実際に日本に比べると悪いのですが、強盗が殺人にまでいたるケースは非常に稀です。
まして、クスコではピストルを使った犯罪もほとんど聞くことがありません。


他のニュースの情報を見ると、以下の点が重なった不運なめぐり合わせの結果だったことが伺えます。
・深夜に移動したこと
・ホテルのタクシーチャージを嫌って、流しを利用したこと
・値段交渉にシビアだったこと
・(おそらくは)犯行グループに抵抗したこと


南米に限った話ではなく、日本以外の国ではどこでも深夜の移動は出来る限り慎むのが、安全に旅行するための最低限の心構えです。
万が一、 深夜に移動をする必要がある際には、出来る限り多くの人目のあるところを歩き、周りに警戒していなければなりません。
タクシーを取る際には、無線タクシーを選ぶ、もしくはホテルなどの信頼できる施設からタクシーを呼ぶ必要があります。
そのような場合、通常より高額の料金がかかりますが、日本の通常のタクシーに比べても安い値段で済むはずです。
この被害者の場合には、ニュースによればたったの20ドルを惜しんで、このような結果になったようです。

4番目の「犯行グループに抵抗した」というのは単に憶測ですので、何の証拠もありませんが、私の知る限り、また知人の南米人たちに聞いても、殺害にまで至る場合は、激しく抵抗した場合のみと考えられます。



被害者の方は旅行慣れをした人だったのでしょう。
でなければ、それ程シビアに値段交渉をしなかったはずです。
ですが、それらが裏目に出て、どんどん危険な状態に陥っていった様子が、ニュースから読み取れます。



最後にクスコの治安についてですが、凶悪な犯罪をクスコ・マチュピチュで聞くことはありません。
アンデス山脈の田舎町ですので、人は大らかでのんびりしているためだと思われます。

また、ペルーは観光大国なので、 観光地には沢山の警官が配置され、街灯も整っています。

なので、マチュピチュ旅行をお考えの方は、エクアドルでの事件のようなことを恐れることはないと思います。


ただ、スリや置き引きのような犯罪はよく起きています。
私は数年クスコで暮らしていて、 何の犯罪にも遭ったことはありませんが、妻はバス内でのスリに数回遭遇しています。

ですので、身の回りの物によく気を配り、明るい時間帯に人けのある場所を移動するように気をつけて、海外旅行を楽しみましょう。






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