2011年11月21日月曜日

エコな建築素材 アドベ

日干し中のアドベ

ペルーでは、田舎の家はアドベ(Adobe)と呼ばれる日干しレンガで建築されます。



 アドベは泥とわらを足で踏み混ぜ、それを型枠で抜いて四角く整形し、日干しして固めたものです。


クスコでは、雨季になると雨や曇りの日が多くなるので、乾季のうちにアドベ作りが盛んに行われます。

アドベの塀を補修中
クスコの外れの方に行くと、日干し中のアドベがずらっと並んでいるのを見ることが良くあります。




アドベの建築は、アドベをブロックのように積み重ねて作り上げます。


アドベ同士の接着のために、やはり泥を目地として使用します。







完成!


 積み上げたアドベを更に日に干して完成させると、完成です。


写真は古くなったアドベの塀が補修されたところです。












アドベで建設中の家

アドベで建設している途中の家です。

写真のように横木を渡して屋根を作ります。










表面に漆喰を塗るとちょっときれいに

 アドベがむき出しの家もありますが、表面にモルタルを漆喰として塗りつけると、雨の浸食に強くなります。

写真のように見栄えだけを考えて、通り沿いの面のみ漆喰を塗っている家も結構あります。。







古くなったアドベ

 アドベはその土地の土をそのまま建材として使用しているので、やがてまた土に返る究極のエコな素材です。

古くなったアドベは隙間に草が生えてくることもあります。

もうこうなると、どこまでが地面か分かりませんね。











ラパスのアドベ

 アドベの色は、その土地の土の色によって変わってきます。

右の写真はラパスのアドベ。

クスコに比べて、黄色が強く出ていますね。
若干砂っぽいラパスの土の色です。










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