日干し中のアドベ |
ペルーでは、田舎の家はアドベ(Adobe)と呼ばれる日干しレンガで建築されます。
アドベは泥とわらを足で踏み混ぜ、それを型枠で抜いて四角く整形し、日干しして固めたものです。
クスコでは、雨季になると雨や曇りの日が多くなるので、乾季のうちにアドベ作りが盛んに行われます。
アドベの塀を補修中 |
アドベの建築は、アドベをブロックのように積み重ねて作り上げます。
アドベ同士の接着のために、やはり泥を目地として使用します。
完成! |
積み上げたアドベを更に日に干して完成させると、完成です。
写真は古くなったアドベの塀が補修されたところです。
アドベで建設中の家 |
アドベで建設している途中の家です。
写真のように横木を渡して屋根を作ります。
表面に漆喰を塗るとちょっときれいに |
アドベがむき出しの家もありますが、表面にモルタルを漆喰として塗りつけると、雨の浸食に強くなります。
写真のように見栄えだけを考えて、通り沿いの面のみ漆喰を塗っている家も結構あります。。
古くなったアドベ |
アドベはその土地の土をそのまま建材として使用しているので、やがてまた土に返る究極のエコな素材です。
古くなったアドベは隙間に草が生えてくることもあります。
もうこうなると、どこまでが地面か分かりませんね。
ラパスのアドベ |
アドベの色は、その土地の土の色によって変わってきます。
右の写真はラパスのアドベ。
クスコに比べて、黄色が強く出ていますね。
若干砂っぽいラパスの土の色です。
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