鰹節は適量をミルで砕いておく |
さて、前回は鶏白湯スープをとりましたが、今回でやっと完成です。
ペルーまで来て何をやっているんだという感じですが、やはりふるさとの食は懐かしくなるものなので、工夫して自作できるようにしておくと、海外での生活もしやすくなるというものです。
とはいえ、今回は友人たちから送ってもらった鰹節と味噌を使用しているので、純粋にクスコで購入したものだけを使用しているのではありません。。
でも、食品を送ってもらう場合は関税が掛からない場合が多いので、時々親しい人から日本食材を送ってもらうのはよい方法です。
(でも郵便事情が悪く、1ヶ月以上も待つこともあります。。。)
挽肉とニンニク、しょうがを炒める |
さて、まず味噌味のスープですが、味噌が一番味付けが楽だという理由での選択です。
もっとも味噌が手元になければ作れません。
ペルーでは味噌を購入するのは困難なので、日本から送ってもらうか、自作することになるでしょう。
味噌がなくても、鰹節さえあれば魚介ラーメンのスープをつくることができます。
(もっとも鰹節もクスコでは入手困難ですが)
中華味噌・オイスターソースとねぎを混ぜる |
さらにねぎを細かく切っておきます。
ねぎは万能ねぎのように緑部分が多いものがセボイヤ・チーナ(Cebolla China)として市場などで普通に売られています。
さて、今回は手抜きで具もスープも一緒の鍋で作ってしまいます。
鶏白湯スープと鰹節粉を投入 |
挽肉はスーパーで購入することができますが、牛肉のみで、豚肉や合挽きは販売されているのを見たことがありません。
挽肉に火が通ったら、中華味噌やオイスターソースなどで味を付けておきます。
これらもスーパーでいろいろな種類を購入することができます。
その後、刻みねぎを加え、ざっくりと火を通しておきます。
食べる直前に味噌で味を調整 |
その後、白湯スープを入れ、鰹節を入れて沸騰させます。
味噌は沸騰させると香りが飛んでしまうので、食べる直前に沸騰寸前まで温めてから入れます。
味噌と塩で(場合によっては少しの砂糖も)味を調えて、スープは完成です。
ドン・ビットリオの麺がおいしい |
麺をゆでる
さて、肝心の麺ですが、今回はパスタを重曹でゆでるとラーメンになるという、一時期ブログではやったテクニックを使用します。
使用するパスタはドン・ビットリオ(Don Vittorio)がお勧めです。
500グラムで2ソル(約60円)と安い麺ですが、表面がつるつるしており、高級な麺に負けないコシもあります。
麺の種類はリングイニというちょっと平たい麺を選ぶと味噌スープと合うと思います。
お湯に重曹を加える |
麺は圧力鍋で茹でます。
クスコでは気圧が低いため、沸点も低いため、普通の鍋でパスタを茹でると、 芯が残るのに回りはべちゃべちゃという最悪の仕上がりになってしまいます。(⇒「クスコに住む」の記事参照)
しかし、パスタを圧力鍋で茹でると、プリンプリンの素晴らしい茹で上がりで、つい美味しくて毎日パスタを作ってしまうほどです。
今回は2人前なので、2リットルほどの水を使用してみます。
蓋をして、茹で時間いっぱいに茹でる |
そこにパスタを入れて、いくらかかき回し、完全に湯に浸ったら圧力鍋の蓋をします。
(圧力鍋の説明書には重曹を入れた料理をしないよう注意書きがされています。これは泡が立って、圧力を逃がす弁に詰まったりする恐れがあるためと思います。そのため、調理は自己責任で、かつ大き目の圧力鍋を使うのがよいと思われます。)
蓋をしたら、調理時間の目いっぱい茹でます。
黄色くラーメン独特の香りが |
リングイニは茹で時間が12分だったため、12分後に火から下ろし、水で鍋を冷まして圧力を抜きます。
右の写真は蓋を開けたところ。
パスタとは異なる、黄色の茹で上がりです。
これは重曹によるアルカリ性と麺が反応したためと思われます。
匂いもまさにラーメン!
熱湯で重曹を洗い流すのを忘れずに |
お湯を切った後、少し熱湯で重曹成分を洗い流します。
そのままだと舌にぴりっとした苦味が残るからです。
スープ、トッピングを乗せて完成! |
最後にスープをかけ、トッピング(今回は味玉とゴマと海苔)を乗せて完成です。
入れ物がステンレスボウルしかなく、ちょっと寂しいですが、味はちゃんとラーメンでした。
手間も暇もかかっていますが、やっぱりラーメンの誘惑にはかないません。
月に一回のペースで作っています。
海外生活をされている方は、ぜひパスタでラーメンを自作してみてください。
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ありがとうございます!!
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