サクサイワマンの地図 |
サクサイワマン(Saqsaihuaman)遺跡は大きく分けて三つのスポットに分かれると管理人は考えています。
ひとつはサクサイワマン遺跡そのもの。
もうひとつが天然の岩を残した滑り台のような部分。
最後が人工的にくりぬかれたトンネルがある部分です。
ガイド付きでサクサイワマンに行くと、それぞれの場所について説明を聞くことができますが、実のところ、確かな証拠となる文献がないので全ての説が仮説であり、ファンタジーです。
遺跡内にはリャマがたくさん プリチー |
城のように兵を集めておくための十分の場所や、要塞を守るための城壁や堀などがないからです。
むしろ、宗教的な意味合いのほうが強かったのではないかと推察されています。
サクサイワマンを遠くから |
地図上の入り口の部分で、周遊チケットを見せて、もしくはチケットを所持していない場合は入場料を支払い、遺跡に入ることができます。
入るとすぐ、草原となっている辺りにたくさんのリャマがいます。
せっかくなので一緒に記念撮影を。
サクサイワマン遺跡
入り口から右手にサクサイワマン遺跡の見事な石組みが広がります。
あまりに巨大なこの岩 100トンとも200トンとも言われる |
であれば遺跡のギザギザは牙でしょうか、それともたてがみでしょうか・・・
(地図で確かめるとどちらでもなさそうですが)
サクサイワマン遺跡のすごいところは、なんと言っても巨大な岩を使って建造されているところです。
ここまでのサイズの岩はペルーではサクサイワマンかオリャンタイタンボくらいでしか見ることがないでしょう。
2階部分に上ったところ |
特に、もっとも大きいと考えられている岩の前に行ってそのサイズを目の当たりにすると、もう驚愕の一言です。
魔術を使って運んだなんて考える人がいるのも頷けるほど、見事な石組みです。
蛇の形の金の像が |
(実際には現在残っている遺跡は土台で、この上に3つの塔が建っていたと言われています。)
右の写真は金の蛇の像が埋まっていたとされている溝です。
黄金は全てスペイン人が持ち去ったため、遺跡に残されてはいません。
サクサイワマン自体もスペイン人によって破壊されたため、現在では土台しか残っていないのです。
なんとも残念ですね。
イモムシの石?? |
サクサイワマンの石組みの中には、何かの生き物などを模った配列になっているものもあります。(こじつけっぽく感じますが・・・)
右の写真はイモムシの部分。
ほかにもリャマの形などがあるので、探してみてください。
若干無理があるようにも感じますが・・・
コロシアムに見えて、実はただの階段 |
1階から2階に上がるための階段も少しこった造りの部分があります。
右の写真はコロシアムと呼ばれていますが、実のところただの階段です。
サクサイワマンには複数の階段があるのですが、ここがメインだったのでしょうね。
高台のサクサイワマンは展望台にもなる |
滑り台遺跡の全体 |
サクサイワマン遺跡を最上部まで登ると、クスコ市全体を見渡すことのできる展望台となっています。
ここでのパノラマの景色は圧巻で、まるで天空の都市にいるかのようにすら感じます。
必ず上ってくださいね。
滑り台(Rodadero)
サクサイワマンの上から、さらに北にある遺跡を一望できます。
この場所は滑り台(Rodadero)と呼ばれています。
天然の岩の形が滑らかな曲線を描いており、 まるで滑り台のようです。
ここを滑るんです! |
実際に上って滑ることができるので、トライしてみてください。
なかなか楽しいですよ!
トンネルの入り口 |
トンネル(Chinkanas)
サクサイワマンの北側には円形の広場があり、その東側の岩地はトンネルがうがってあります。
右の写真の入り口を入ると果てしない暗闇の旅の始まりです・・・と言いたいところですが、3分くらいで通り抜けることができます。
しかし、真っ暗なので、入るときには頭を打たないように気をつけてください。
ケチュア語ではこのトンネルは「チンカナ」(Chinkana)と呼ばれています。
この語は迷うという意味の動詞「チンカイ」から来ていて、迷う場所、つまり迷路を表しています。
謎の巨石の下には更なるトンネルが・・・ |
そこにはミイラを祀っていたとかいなかったとか・・・
そこよりさらに数十メートル北には謎の巨石があります。
そこにもチンカナがあるようなのですが、何人もの人が今まで入っては帰ってこなかったとか。。
現在立ち入り禁止となっているようで残念です。
いつか入ってみたいのですが・・・
サクサイワマンの遺跡はいかがだったでしょうか?
ガイドさんはサクサイワマンは“セクシーウーマン”だと駄じゃれを言っていましたが、いったん遺跡に入ってみると、セクシーウーマンの魅力にすっかりまいってしまうはずです!
後は実際にクスコに来て、自分の目で確かめてくださいね。
この遺跡は見に来て損はないです
次回はタンボマチャイの遺跡を取り上げたいと思います。
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