入り口の立て札 タンボマチャイの地図もある |
シティツアーで2番目に訪れた遺跡はタンボマチャイ(Tambomachay)です。
タンボマチャイはシティツアーで回る遺跡の中では一番北に位置しています。
入り口の駐車場で車を降りてから、遺跡までしばらく歩いていかなくてはなりません。
遺跡への通路の途中にも灌漑(かんがい)が見られる |
タンボマチャイはケチュア語の
「tanpu」:宿泊所
「mach'ay」:休憩所
の2語から付いている名前で、クスコからマチュピチュへ続く道の休憩施設だったと言われているようです。
この「タンボマチャイ」という遺跡はこのクスコ以外にも見つかっているため、インカではこのような休憩所を道路に沿って一定間隔で作っていたのかもしれませんね。
タンボマチャイの一番の特徴は、高度な灌漑(かんがい)技術です。
現在でも水源の分からない水が遺跡内を流れています。
途中に並ぶお土産屋 |
インカの人々は優れた石工の技術だけでなく、灌漑の技術も持っていたなんて、驚きですね。
これがタンボマチャイ遺跡 |
タンボマチャイは下段のプレインカの石組みの上に、3段目からのインカの石組みが乗せられています。
くぼみはインカ皇帝の脱衣所であったとか、像やミイラが置かれていたとか諸説あります。
また、3段目のインカの石組み部分には、皇帝がクスコを指差す腕の形が組み込まれているという説もあるようですが、皆さんの目にはどう見えるでしょうか?
この水はどこから来ているのか |
ガイドさんは、聖なる場所マチュピチュへ向かう人は、この水場で沐浴をして身を清めてから、マチュピチュへ続く道を歩いたと説明していました。
今となってはどのように利用されていたか知る術もありませんが、それでもこうして水は流れ続けているのです。
タンボマチャイ遺跡の正面には、少し高い位置に見張り台の遺跡も残されています。
プカプカラまで視界の開けた見張り台 |
この見張り台から、程近い遺跡のプカプカラと信号を送ってやり取りをしていたと考えられています。
タンボマチャイ遺跡はいかがだったでしょうか。
小さめのサイズですが、その水をくみ上げる技術に、古代インカのテクノロジーを見ることができる、非常に貴重な遺跡です。
次回は、隣あわせにあるプカプカラ遺跡を取り上げます!
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