2012年3月23日金曜日

ピキリャクタ(5) ルミコルカの門

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Jorgeです。

アニバーサリー小旅行でピキリャクタ(Piki Llaqta)に行ったわけですが、ピキリャクタの出口から目と鼻の先に、ルミコルカ(Rumicolca)の門と呼ばれる遺跡があります。
ここにもついでに足を伸ばしてみました。

ルミコルカとは石を意味するケチュア語Rumiと、貯蔵所の意味のQolqaが合わさった名前です。
これは石灰岩の採掘場があることから来る名前でしょう。
下の写真の上方の山に白い部分が見えますが、そこで今も石灰岩が採掘されています。

ルミコルカ全景 高い壁を2箇所切って人の出入りをコントロールしていた


ルミコルカの門の真ん中部分 聳え立つ石の壁だ
なかなか迫力のある遺跡だと思いませんか?

お金を払って入場するピキリャクタより、ただで通行できるこっちのルミコルカの方が見ごたえがある感じがします(汗)

壁から突き出る石の階段が特徴的ですね。
マチュピチュでも同じ方法の階段を見ることができます。

かつては上ることのできたこの階段は、現在立ち入り禁止です。
残念。。。

元は水路だったのがよく分かる


ルミコルカもピキリャクタと同じでプレインカ(インカ以前)のワリ(Wari)の遺跡です。

ルミコルカの上に上って見るとよく分かるのですが、最上部には窪みがずっと作られています。

これはワリの時代にルミコルカが門ではなく、水路として建造されたことを示しています。

→の写真を見ると、ずっと向こう側から続く水路だったことが一目瞭然ですね。



それが、インカの時代に利用されなくなっており、インカの人々はルミコルカに2つの切れ目を作り、クスコに出入りする人をコントロールする入国管理のような場所に造り替えたわけです。

ワリの建造物をインカが改造した証拠
ワリ建築は小さな石で作られるのが特徴ですが、後からインカが切れ目を作った場所は右の写真のように、大きな石で隙間なく組まれています。
ですから、ルミコルカの門はワリとインカの建築の両方を見ることができる、非常に興味深い建造物と言うことができますね。

ここはクスコ・プーノ間のバスも通る場所ですので、インカ・エクスプレスやプーノ行きバスに乗る際には見ることができるかもしれませんよ。





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